モリちゃん漫画 vol.020
女性の肌悩みの上位に入るのが、年齢と共に増える「シワ」。今回の特集では、化粧品を通して肌悩み解消を提案する「コスメコンシェルジュ」が、気になるシワの原因とシワ改善テクニックをご紹介します。
秋はシワが増えやすい!?
空気が乾燥しがちなこれからの季節、肌のつっぱりや、かさつきとともに、シワが気になってくるなんてことはありませんか?そんなシワを放っておくと、深いシワの原因になってしまうんです。
しかし、一言にシワといっても「乾燥による小ジワ」と「年齢によるシワ」の2種類があるのをご存じですか?本気でシワ対策を始める前に、まずはそれぞれのシワの特徴を知っておきましょう。
目元口元にできる
浅く細かい乾燥小ジワ
目の下や口の周りなど、皮膚の薄い部分にできる浅く細かいシワが「乾燥小ジワ」です。若い人でも、日焼けなどで肌がひどく乾燥した後に現れることがあります。
肌のターンオーバーが正常な場合は、保湿ケアなどで回復しやすいのですが、放っておくと徐々にシワの数が増えて、大きなシワの原因になることもあります。
乾燥小ジワの原因は角質層の乾燥。
乾燥小ジワの原因は、肌表面にある角質層の乾燥です。角質層が乾燥することで細胞と細胞の間に小さなすき間ができ、そのすき間が細かいシワとなって現れるのです。
乾いた空気や紫外線ダメージなどによって現れやすいので、この時季は特に注意が必要です。
加齢によって
深く刻まれる年齢シワ
俗に「カラスの足跡」と呼ばれる目尻のシワや、口の両側にくっきりできるほうれい線、眉間、額などに刻まれる大きく深いシワが「年齢シワ」です。
乾燥小ジワが若い世代でもできるのに対し、年齢シワは40~50代以降から目立ちはじめ、年齢とともにくっきりと刻まれるようになります。
年齢シワの原因はコラーゲンの減少。
年齢シワの原因は、真皮層のコラーゲンの減少です。肌の奥にある真皮層のコラーゲンが減少すると、肌に弾力がなくなって肌表面を支えきれなくなり、肌が折りたたまれて深い溝のようなシワになります。
40代のコラーゲン量は20代の約半分!?
真皮層のコラーゲンが減少する主な原因は、加齢による「コラーゲン産生力」の低下です。若い頃は、自らコラーゲンを作る力がありますが、年齢とともにこの力は衰え、新しいコラーゲンを作ることができなくなります。
実際に、真皮層のコラーゲンは30代以降、どんどん減少していき、なんと40代では20代のときの約半分になり、さらに60代になるとコラーゲンは20%以下に減少するともいわれています。
年齢シワ対策の決め手は
真皮層のコラーゲンを増やすこと。
年齢シワの改善には、加齢によって減っていく真皮層のコラーゲンを増やすことが第一です。
しかし、一般的な乾燥対策用の化粧品に配合されているコラーゲンは、肌表面に潤いを与えてくれる一方、肌の奥までは浸透しにくいため、真皮層のコラーゲンを増やすことはできません。
そこで、外からコラーゲンを補うだけでなく、体の中での「生成をサポートする」ケアで、真皮層のコラーゲンを増やすことが必要なのです。