薬味や和え物として口にする機会が多いごまですが、昔から“不老長寿の食材”として重宝されていたことをご存知ですか?一説には、世界三大美人のひとりクレオパトラも、美容のために欠かさず食べていたといわれています。
ごまは、不飽和脂肪酸のリノール酸やオレイン酸のほか、たんぱく質、ビタミンE、ビタミンB群、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富に含む美容に良い栄養の宝庫です。
ごまのみに含まれる栄養素のゴマリグナンは、活性酸素を抑えて若々しい肌に導いてくれます。さらにゴマリグナンの一種であるセサミンには抗酸化作用があり、肌や髪を健康に保ってくれるほか、悪玉コレステロール値や血圧を下げるなど、健康面にも良い効果が期待できます。そんな優秀なごまをふんだんに使ったレシピをご紹介いたします。
今回使った鶏のささみは、火を入れるとかたくなったりパサついたりするので、下処理をしっかりするのがポイント。フォークで穴をあけ、塩麹を全体になじませることで、麹のプロテアーゼという酵素が肉のたんぱく質を分解してやわらかく仕上げてくれます。揚げたごまとカレー粉の香りが口の中に広がる、食感も楽しいレシピです。鶏肉以外にも白身魚を使ってもおいしく仕上がりますよ。
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