空気が乾燥して肌の水分が蒸発しやすいこの時季は、お肌のカサつきがとても気になりますよね。今回は“究極の美容魚”といわれる鮭をメインに、たくさんの根菜をあわせて、栄養満点、うるおい成分もたっぷりの酒粕汁を作ります。鮭は白身魚に分類されますが、身はオレンジ色をしています。これはアスタキサンチンという成分を含むためで、これこそがとても強い抗酸化の効果があり、美容魚と呼ばれる理由です。
さらにビタミン類やナイアシンも豊富なうえ、皮にはコラーゲンも多く含まれています。今回は、皮付きのままで調理しましょう。鮭と同様に、美容成分が豊富な酒粕には、発酵過程で働く酵母菌やアミノ酸のほか、たんぱく質、食物繊維、ペプチド、ビタミンなどがたっぷり。温かい酒粕汁に仕上げました。
今回は季節柄、根菜をたくさん入れましたが、酒粕汁はどんな食材とも合うので、豆腐やこんにゃく、キノコ類などを入れるのもおいしいですよ。そのままでも十分ですが、お好みでオリーブオイルを加え洋風に仕上げるのも◎。鮭と酒粕はとても相性がよいので、酒粕と味噌をまぜて漬け床を作り、鮭をしばらく漬けて焼いてもおいしいです。作った後に食材が余ったら、ぜひお試しくださいね。
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